見ての通り、差し歯の方はまだ歯が残っています。
「骨に差す」のがインプラント、「根っこに差す」のが差し歯です。
この2つは「何かを差す」という意味では似ていますが、「歯が残ってるかどうか」という決定的な違いがあるので比較するのはナンセンス。
4の状態で行うのが差し歯。 インプラントは5の状態です。
インプラントはこのように、歯が抜けた後の骨に、人工の根っこを埋め込みます。
差し歯は歯の根っこに差すものなので、インプラントとは「歯が残っているかどうか」という前提から違います。
通常のは歯は、骨との間に歯根膜と呼ばれるクッションがあります。
歯根膜によって噛んだ時の感触がよく分かったり、衝撃吸収の役割があります。
それに対してインプラントは、チタン製の人工の根っこが骨にがっちりとくっついています。
クッションがなくなった分、柔軟性がありません。
そのため、微妙な噛み応えが分からなくなるらしく、聞いた話では全部の歯がインプラントになると軟骨のコリコリした食間が味わえないとか。
差し歯はこのように、歯の根っこに土台を差します。
虫歯が進んで神経を取ってしまった後に行われる治療で、歯はまだ残っています。